2017/12/22

アダルトチルドレンの連鎖を私で終わりにする

 
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毒親体験/アダルトチルドレン克服/生きづらさ解消のための「心」にまつわる発信をしています。働く二児の母!

毒親に育てられた人は、自分自身も毒親になってしまいがち。
その連鎖を「自分で終わりにする」ということについて書きました。

毒親はこうして連鎖する

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毒親がなぜ連鎖しやすいかというと、こんなプロセスだからです。

①家庭で精神面を十分に育む環境を得られなかったまま大人になる

②親側に立つための精神的な準備が不十分なまま、母や父になる

③次の世代にも、精神を育む環境を用意してあげられない

※まれに家庭以外の人間関係に恵まれ毒親ループを脱出する方もいますが、その人はスーパーラッキーです。

自分が連鎖の中にいるという認識がないまま親になってしまう人も少なからずいるわけで、何の疑いもなく、親にされたのと同じことを自分の子供にもしてしまいます。
躾けといって体罰をするケースなんかもこれにあたります。

一方で親のトラウマに自覚があり、にもかかわらず/むしろだからこそ同じようになってしまい、苦しみながら親をやっている方もいます。
葛藤や罪の意識を伴う、とても複雑な心理状態です。
こうなる原因を細かく見ていくと、3つの傾向があります。

毒親育ちが親になって苦しむ傾向3つ

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私が今実際に子育てをしていて、自分の内面に気付いたことを3つあげます。

気合の入りすぎ・前のめりで失敗

自分の育った家が悲しい経験ばかりだったので、自分は頑張って幸せな家庭を手にしたいと意気込んでしまう。家族が求める以上のことをたくさん先にやってしまい、みんなはあなたに付いて行けず、あなたは疲れるてしまうパターンです。孤独感も感じるかもしれません。
若い人で焦って結婚や出産を急ぎすぎたために、うまく対処できないケースもこれに入ります。

過剰な反面教師

「自分は親のようにはならない!」と意識しすぎるあまり、さまざまな選択場面で「自分の親と逆」を基準に対応してしまいます
私が親にこうされて嫌だったから子供にはこうしない、親にこう言ってもらえなくて嫌だったから私は言う。確かにそれが良いケースも多々あります。
でも本来は、親どうこうでなく「その子自身にとってどうなのか」で都度対応するものです。結果的に子供にとっては毒親になってしまう可能性があります。

道連れ

育児で思い通りに行かないシーンで「私は子供の頃ガマンしたのに!親の立場に回ってもガマンばかり!」と怒りを感じます
怒りが蓄積すると、やがて「私だって我慢したんだからあなたも我慢しなさいよ」と子供を叱ったり我慢を強いてしまいます。それによりストレスが発散されて、ハッと我に返り自分を責めてしまう。
これを繰り返すうちに「自分には親の資格がないのかも」と自信消失する場合もあります。

  • 「道連れ」は私自身の内面ではなくて、母の私たちへの態度を思い返すと「あぁ、母はこうだったんだろうな」と感じることです。
    母は私たちに厳しく当たった時、決まって後から「お母さんなんて、お婆ちゃんにもっとひどいことされて育ったんだから!」と言いました。それは私たちを納得させようと言っているように見えて実は、彼女が自分の行為の後ろめたさを正当化しようと躍起になっていたのだと思います。

罵詈雑言の画像

毒親とそうでないの「境目」って?

親が毒だったかどうかは、子供の主観で決まります。虐待やネグレクトは誰がどう見ても明らかですが、そうではない「微妙なラインの毒」は悩ましいものです。

「衣食住は整える毒親」も存在し、心理面の「目に見えない毒」をじわじわ放出ます。その判断は、要は人間関係の何を良しとし何をダメとするかという話なわけで、「ケースバイケース」の言葉で片付けられてしまいがちです。「いじめだ」「いじめじゃない」の論争と似ているような気もします。

特に親子関係においては、親を心底嫌いになれる子供なんてそういません。
たとえ毒を感じたとしても、多くの子供は「親は自分をいじめているわけじゃない。これはいじめじゃない」と自分を説得し、我慢するという選択をします。
なので、グレーゾーンの毒親は「毒親ではない」という判決になりがちだと言えます。

親子愛の画像
毒かそうでないか延々と悩む場合は、「受け取り手が黒と言ったら黒」ということになります。
セクハラ・パワハラと同じように、自分のものさしで決めたボーダーラインが正解なのです。

毒親自身が無自覚だという問題

もう一つ、毒親がセクハラ・パワハラと似ている部分があって、加害者にその自覚がないということです。毒親側には、自分が毒だという自覚は一切ありません

心が未完成のまま親になってしまった毒親は、日々のあまりの大変さに、育児の葛藤や自分の至らなさなど、目障りな苦しみに少しずつ蓋をして行きます。
そして最後には「自分の育児はこうだ」と正当化してしまうようです。

私の母も、自分のしたことを美化しすぎています。「私、よく子供を立派に育て切ったよね」と自己満足しかありません。同意を求められますが、子供の私からするととんでもない話です。

こんな風に毒親側に自覚が露ほども無いことが、アダルトチルドレンの癒しを遅らせる原因でもあります。私たちの怒りや悲しみのぶつけ先がなくなってしまうからです。

あなたが親になったときの、傾向3つへの対処

もしあなたがいつか子供が欲しいと思っていたり、親になる不安を抱えているのであれば、次の点で気を付けてみてください。

「前のめりで失敗」:空回りして落ち込んだり、家族との温度差に心を傷めないよう注意。

  • 家族はあなたを癒すことを主目的にした存在ではないと言い聞かせること。
  • 家族メンバー全員の幸せな人生をサポートする場所であり、その一員が自分なんだと認識する。

「過剰な反面教師」:過去の記憶やあなたの持論はいったん忘れて、ゼロベースで子供に接する。

  • 自分の主観で育児内容を決めるのではなく、その子供にとって最も良いことは何か?を常に考えて、(つまり常に臨機応変で)その子の人生をサポートする。

「道連れ」:感情自体は止められないし仕方がないので、子供にぶつけないようにする。

  • 観点を変える。
    あなたには「私ばかりいつも我慢している、貧乏くじだ」という不公平感が根本にあるわけです。でも過去は変えられません。
    あなたが公平/不公平に注目している限り、これを公平にするには「子供を苦しめる」しかないのです。
    なので、「この件に関しては自分は不公平なんだ」と認め、違うシーンで幸せを回収するよう方向転換をします。
  • 同時に、家事育児のストレスを極力小さくする取り組みが必要です。
    これは夫の家事の参加(育児ではなく家事)、ハウスキーパーやシッターを雇うなどです。
    幼少期のあなたの接し方が子供に一生涯の大きな傷を残すと考えると、あなたが家事で心をすり減らすくらいなら、お金で解決したほうが絶対によいのです。

いかがでしょうか?
自分の心に対処することで、「毒親はこうして連鎖する」の③を避けることができます。

あなたらしい幸せの選択

毒親ループをあなたで止める話を主軸で書きましたが、もちろん今の時代、必ずしも誰でも子供がほしいわけではないと思います。
そういう生き方も尊重されて当たり前です。

アダルトチルドレンの場合はなおさら、毒親ループを自分で終わりにしたい→子供はいらないと考えがちです。

ただ、もし
「できれば授かりたい」
「『普通の親子』の幸せを感じたい」
と感じるものの、自己肯定感が低くて躊躇しているのであれば、諦めないで!!と全力で言いたいです。

眠る赤ちゃんの画像

子供のもつ愛のパワーは絶大です。
あなたが子供を幸せにする以上に、子供の存在は間違いなくあなたを幸せにします。

親として成長すると同時に、幼少期に渇望した愛が一気に埋まるような感覚さえあります。
育児は責任を伴いますが、素晴らしい出来事に満ちています。

あなたの本心の願いはどうでしょうか?
あなたらしい人生をめざし、日々自分に問いかけ、幸せに向かって進んでいってくださいね。

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